山ちゃんに誘われて朝から串本へ。ここに来るのはずいぶん久しぶりな気がする。
竹藪は綺麗さっぱり無くなって見渡す限りのリバービューが広がっていた。コーヒーをハンドドリップで淹れて河原でまったりと飲む。日常とは違うまったり感があった。これが豊かさなのかもしれないと思った。
たい島で朝食を取る。生姜焼き丼。肉は柔らかめで味付けも濃すぎず美味だった。宿に戻り掃除を済ませてからパン屋つくるへ。今日はカフェ営業のみだった。パンの販売は水と金とのこと。残念。
ひとまずはほうじ茶ラテとオレンジのケーキを頂きながら、バグダッドカフェやチラシ作りのことなどについて話す。
14時ごろ帰宅。荷物を置いてからそのまま駅前まで送ってもらう。その足で図書館へ。
読みかけの本とたまたま目に入った宮沢賢治の語録集を読む。今の自分と同じ年齢で亡くなっていたことを知り軽く衝撃を受けた。
彼がもし平均寿命まで生きたとしたらどんな作品を残していたのだろう。もっと書きたいという無念さを残しながら去っていたであろう彼のことを想いながら、そんな空想をした。
それから、思う存分に書ける環境にありながら一字も書き進めようとはしない自分にちょっと喝を入れた。
バスの時刻を完全に誤り、待つぐらいならばと歩いて帰ることにした。海沿いを歩いていると、犬の散歩をさせている人と3度すれ違った。犬が飼い主に似るというのはどうやら本当らしい。
家に着いたのは18時10分。30分ほどで帰ってこれた。