あの日もちょうど今日のような天気だった
同級生だったはずなのに、今ではもう2つも僕の方が年上になってしまった
卒業したらもう会うことはないと思っていたけど、同時にまたいつかどこかで会えるだろうとも思っていた
訃報を聞いて、ただただ後悔した
通夜のあった日、僕はライブハウスにいた
冷たくて非情なその現実から少しでも離れていたかった
目の前のステージに立つ彼らにどれほど救われたか分からない
彼女と出会ったのもその時だった
一目惚れだったが、それ以上の進展は無かった
その後彼氏ができたと聞いて、ただただ後悔した
こうして思い返してみると、後悔ばっかりしてるな自分
一度でも連絡していたら
気持ちだけでも伝えていたら
もしもは尽きない
でも果たしてそれで未来は変わったのだろうか
過ぎ去ってしまったことはもうどうにもできないと思いつつも未だにそうやって考える
心で感じたことをもっと素直に言葉や行動で表していたら、今こうして心が病むこともきっとなかった
彼女の行く末がどうか幸多きものでありますように
今はただそう願うしかない
無論、それは本意ではない