それでも救ってくれるような気がして、またすがりついて、突き放されて、嫌いになって投げ出して、その繰り返し。
ここ最近は何だか死について考えさせられることばかりだった。
そして気が付けばまた彼の命日がやって来た。
いつか死んでしまうと分かっていながら、いつか別れがやって来ると分かっていながら、誰かを心から愛するなんて僕にはできない。
ほどほどの距離を保ったままの方が傷つかなくて済む。それじゃいけないことも分かってるけれど、先のことを考えるあまり全く足が踏み出せない。
前までならきっとこのあたりで体育座りして延々とKokiaをリピート再生して感傷に浸ってるとこだけど、今は違う。
少なからず成長はしている。
つまりこういうことだ。
死にたくないとあがいてもいつか必ずそうなる運命なら、もう逆らわずにどーんと受け入れて今をとことん楽しんでやろう、と。
生意気になって、意気地になって、
地に足着けてしっかり生きる、その心意気で。