いつもどおりの時間に起きた。筋肉痛はない。むしろすっきりしている。それよりも舌がだるい。昨日の焼肉が原因だろう。味付けが完全にビール仕様だったし。アホ面してヤフーニュースを眺めていたら伊豆大島の記事が目に止まった。行ってみたい。いや行こう。てか行った

 

あとはこんな記事も見つけた。

https://courrier.jp/news/archives/190445/

 

4年前、親父はクモ膜下で倒れた。2週間意識不明の状態が続き、それから再び目を覚ました。私と母はとにかく助かって良かったと心から安堵した。その後、懸命のリハビリと母考案の自主トレによって日常生活に支障のないレベルにまで回復した。退院から約一年経ったある日、親父は何の前触れもなく自殺未遂をした。

 

こんな体だったら生きてたってしょうがねえだろ。病室のベッドで天井を一点に見つめながら、親父はただ一言そう言った。

 

「働けない人間は価値がない」と考えるのはむしろ働けなくなった当人だと思う。そしてその当人がそう考える限り、周りが何を言っても無駄である。現に親父は今も「早く死なねえかな」と言うことがある。人生をもう諦めてしまったのだ。仕事を人生の目的としてきた人間から仕事を取ってしまえばそうなるのも無理はない。

 

諦めてしまった人間に対して「生きているだけで価値があるよ」と言うのは酷だと私は思う。それよりもむしろ「そうだね、早く死ねるといいね」と言ってあげた方がまだ良心的だとさえ思う。また、精神的にもその方が辛くならずに済む。

 

私は私。親父は親父。私は親父のようにはなれないし、親父も私のようにはなれない。私がつまらないと思うことを親父は楽しいと思うかもしれないし、私が楽しいと思うことを親父はつまらないと思うかもしれない。それは他人にも言えること。自分の思い通りに行かないのは当たり前。他人は変えられない。でも付き合い方なら変えられる。