そういうときの対処法は、思い出の曲をひたすら流して「もう戻れないんだなー」なんてそっとつぶやいてとことん感傷に浸ることだ。
夢を見ながら現実を生きることは難しい。だからほとんどの人はどこかの時点で折り合いをつけて現実者になる。
ゆえに創造者とは諦めの悪い人のことをいう。そんな創造者たちに「なりたかったけどなれなかった自分」の姿を重ねて見る。
そっち側にはなりたくないと思ってた。でももうどっぷりとそんな現実沼に浸かってしまってた。いい湯だなーなんて言いながら。否定ばかりして具体的に何もしてこなかったのだから当然だ。
もし本当にそうなりたくないとしたら、これがきっと最後のチャンス。自分のためでいい。とにかくあの未完の駄作を書き終えよう。
ほんの少しぐらい人生に悪あがきしたっていい。それぐらいの時間はまだあるはず。