またもや続けることが目的になっていたことに気付いた。以来、日記の連続更新はすっぱりとやめた。おかげでふっと気持ちが楽になった。

 

日常のことをどれほど書き残しても、自分を知る手がかりにはならない。大切なのは出来事そのものではなく、そこから得た気付きだ。一つのことにじっくりと向き合えばそこから多くのことを知ることができる。

 

人として生きる以上、言葉に頼らざるを得ない。でも言葉は口先だけのまったく頼りにならないやつだということも知っておくべきだ。

 

僕の「少し」はあなたの「たくさん」かもしれないし、あなたの「気持ち良い」は僕の「痛い」かもしれない。そこを理解しておかないとそのうちきっと痛い目を見る。ちょうど今日の僕のように。

 

一人での外食を「贅沢なこと」だと僕は思った。でも相手は「寂しいこと」だと思った。その価値観の違いから、僕は期せずして相手を傷つけてしまった。あまりに不用意で無知だった。

 

でもこの失敗から大事な気付きを得ることができた。あとはそれをちゃんと次に生かすこと。